エンボス加工とは?
オフィスや普段使いのデスクでは、天板表面の耐久性能というのは気になるもの。
耐傷性にも優れたメラミン化粧ボードならそのあたりは気にしなくてもいいので気楽です。
ですが、天然木に触れた時の馴染み具合も追求したいとなると、若干の物足りなさを感じるかもしれません。
実は、メラミン化粧ボードの表面の手触りにも違いがあることがあるんです。
今回はメラミン化粧ボードの「エンボス加工」について、少しご紹介します。
エンボス加工とは
皆さんは「エンボス加工」ってご存じですか?
言葉を知らない人でも一度は身の回りで見かけたり身に着けたことがあるんじゃないかなと思います。
そう、革や金属製品に施された凹凸デザインのことです。
凹型や凸型の版を用いてプレスすることで製品に凹凸をつけます。
製品そのものに、浮き出して見えるような立体感を作り出す加工方法のことをエンボス加工っていうんですね。
ちなみに、浮きだしを表現できるのがエンボス加工、凹みを表現するのがデボス加工というそうです。
何故こんな話をしたかというと、実は弊社の製品にもエンボス加工が施されているのです。
弊社の低圧メラミン化粧ボードにはエンボス加工を施すことが可能で、
木目柄に凹凸の意匠を表現することができます。
これにより、メラミンの長所である、表面硬度の高さや傷つきにくさに加え、リアルな木の触り心地をプラスすることが出来ます。
実際に
このエンボス加工を施すプレートなんですが、
めちゃくちゃでかい…
そしてお値段も高い…
一枚1000万円以上する代物で、エンボスの種類にもよっては3000万円近くするものもあるそうです。
こちらのプレートは主に連続プレスに使用されます。連続プレスはその名の通り一度に大量のメラスパン(低圧メラミン化粧ボード)を製造することが可能です。
平方メートル換算で月に500,000㎡の生産能力を有しています。
例えるならディズニーランドのテーマパークエリアと同じくらいの面積になるので、いかに大量に生産できるかイメージできたのではないでしょうか。
次に、弊社で使用しているエンボスの種類について説明します。
エンボスの種類
弊社では以下の3種類のエンボスを使用しています。
↑表面がつや消しでフラットなSエンボス
↑木材の導管を再現したPエンボス
↑柔らかな梨地(梨の表面のようにさらさらした)のUエンボスです。
光の当たり具合で何となく伝わりますでしょうか…?(伝わってほしい)
まとめ
今回はメラミン化粧ボードのエンボス加工について、少しお話ししました。
お客様の用途や色柄に応じたエンボスを選んでいただければと思います。
弊社HPの「メラスパンサンプル帳」のページにもエンボスに関する記載がございますので、ご参考になれば幸いです。
メラスパンのサンプルは実際に手に取っていただくことも可能です。サンプルもお送りしておりますので気になった方は
こちらから申し込みが可能です。