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フラッシュ構造とは?仕組みと特長を解説します

皆さんこんにちは!

家具や什器などの製作において、
軽量化と加工効率を両立するために広く採用されているのが「フラッシュ構造」です。
今回は、この構造の仕組みとメリット・デメリットを整理し、その特長を解説します。

目次

 

フラッシュ構造とは?


 

フラッシュ構造とは、内部を空洞化することで軽量化を図った構造のことです。

一般的な化粧板では、基材としてパーティクルボードやMDFなどを一枚丸ごと使用しますが、
フラッシュ構造では基材を格子状に組み、面材と貼り合わせて一体化させます。

このとき、空洞部分には用途に応じて「ペーパーコア(ハニカムコア)」などを入れて補強し、
軽量化と剛性を両立させます。
完成したフラッシュ構造の板材は、見た目には通常の板材と変わりませんが、持ち上げると明らかに軽いのです。

フラッシュ構造のメリット


 
最大の特長は軽量であることです。
特に大きな製品では、その総重量を減らすために、フラッシュ構造の板が採用されていることが多いです。

たとえば扉や、側板、棚板などに多く採用されています。

フラッシュ構造のデメリット


 
一方で、ビス打ちや金具取り付けの位置が限られるという点は留意が必要です。
基材のない空洞部分にはビスが効かないため、設計段階で取付位置を明確にしておくことが求められます。

また、空洞構造ゆえに耐荷重性は通常の基材より劣るため、使用する場所の想定荷重に応じて注意が必要となります。

まとめ


 
フラッシュ構造は、軽量化の面で非常に有効な技術です。
ただし、設計段階でのビス位置の明確化や用途選定を適切に行うことが、品質確保のポイントとなります。


 

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