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パーティクルボード・MDFなど基材の製造工程とJISについて

皆様こんにちは!
今回は前回のテックブログでお話しした「基材」の記事の続きです。
前の記事をご覧になっていない方はこちらからどうぞ。

今回は、木質ボードの製造工程についての解説と、JISとはなにか?についてお話ししたいと思います。

目次

  • ・木質ボードの製造工程
  • ・湿式製法とは
  • ・乾式製法とは

 

木質ボードの製造工程


 

↑木材を繊維状にしたもの。パーティクルボードは小片(チップ)状にする。

木質ボードは原料となる木材・建築解体廃材などを破砕するところから始まります。
パーティクルボードはこの少し粗い小片(チップ)から作られます。

一方、繊維板(ファイバーボード)と呼ばれるハードボード・インシュレーションボード・MDFはこのチップを更にほぐし繊維状にしたものを使って製造されます。

また、工程の違いはありますが、ハードボードとインシュレーションボードは湿式製法で製造されているのに対し、MDFとパーティクルボードは乾式製法で製造されます。
 

 

湿式製法とは


 
その名の通り、木材を繊維状にしたものを、大量の水を使って、紙を漉くようにフォーミングします。
フォーミングラインでは水を下に落とす為、透水性のベルトを使います。
ベルトに挟んで軽く絞った後、ハードボードでは、プレスする際も水を逃がす為に荒い金網に載せ換えます。
なので熱圧形成後には裏面に網目のような凹凸ができてしまうのです。

その凹凸が圧力ムラとなり化粧面にメッシュ模様が付いてしまうため、低圧メラミン化粧ボードに加工するには不向きです。

インシュレーションボードはプレスせずにそのまま乾燥させて成型するので表裏とも毛羽立ち平滑性は得られません。

前回お話ししたように、低圧メラミン化粧ボードにするには化粧紙と張り合わせる基材の平滑性がとても大事な要素になります。

・ハードボードは凹凸が圧力ムラとなって化粧面にメッシュ模様がついてしまう。
・インシュレーションボードはそのまま乾燥させて成型するので表裏とも繊維が毛羽立ってしまう。低密度で柔らかく、加工すると厚みが減ってしまう。
・どちらも強力な接着剤を添加しないので木繊維のはく離強度が得られない。(=剥がれやすい)

以上の事からハードボード、インシュレーションボードは低圧メラミン化粧ボードの基材にするには適さないのです。
 

乾式製法とは


 
原料となる木材をデファイブレーター(洗濯板のような2枚の円盤)で小片(チップ)に加工します。

高温の炉で浮遊させ乾燥しながら接着剤を空中散布して
小片・木繊維に万遍なく付着させたものを、
フォーミングラインに風で飛ばし、撒布堆積させます。

それを熱圧プレスして成型させます。

この乾式製法はMDFとパーティクルボードの製造に採用されている製法です。

デファイブレーターで木材を細かくするのですが、
解繊度合いが緩くチップ状なものがパーティクルボードになり
解繊度合いを進めて繊維状にしたものがMDFとなるのです。

※解繊度合い…木材を繊維束にほぐしていきます。その繊維のほぐれ具合です。

MDFとパーティクルボードはどちらも表面が平滑ですので、低圧メラミン化粧ボード加工用の基材に適しています。


 
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