高圧メラミン化粧板と低圧メラミン化粧ボードの違い
皆さんこんにちは!
弊社は低圧メラミン化粧ボード「メラスパン」「メラフィット」の製造・販売を手掛けています。
また、高圧メラミン化粧板や低圧メラミン化粧ボードの加工も行っています。
「高圧メラミン化粧板」と「低圧メラミン化粧ボード」、どちらも似たようなものに感じますが、実際はどんな違いがあるのでしょうか?
今回は高圧メラミン化粧板と低圧メラミン化粧ボードの違いについて、いろいろな観点から解説します。
厚みの違い
高圧メラミン化粧板はシート状で、そのままでは使うことができません。
基材を接着することで建材として加工が可能になります。
低圧メラミン化粧ボードは基材と化粧紙を熱圧成型したものになります。
既に板になっているので、そのまま建材として加工が可能です。
製法の違い
一見すると似ている高圧メラミン化粧板と低圧メラミン化粧ボード。
基材と貼り合わせるまでの製造過程に以下の違いがあります。
高圧メラミン化粧板の場合、高圧メラミン化粧板の成型をしてから基材を貼り合わせます。
成型と貼り合わせで2段階の工程を踏んでいます。
対して、低圧メラミン化粧ボードの場合はメラミン樹脂含浸紙と基材を熱圧成型します。
1段階で仕上がるため、工数が短縮されています。
低圧メラミン化粧ボードは基材との接着に接着剤不使用
基材と含浸紙をくっつけるのに、接着剤は使っていません。
そもそも、高圧メラミン化粧板が基材との貼り合わせに接着剤を使うのに対し、低圧メラミン化粧ボードは「熱圧着」をしているという大きな違いがあります。
貼り付けるのではなく、含浸紙に含ませているメラミン樹脂を基材と癒着させています。
ホットプレス機で圧力と熱を加えることでメラミン樹脂が基材の木質繊維にしみこみ、熱硬化させることで強固にくっつくのです。
高圧メラミン化粧板の貼り合わせより剝がれにくいのが低圧メラミン化粧ボードの優れている点です。
パッと見ではほとんど同じに見える高圧メラミン化粧板と低圧メラミン化粧ボード。
似ているので混同しやすいですが、用途や予算によって適切に使っていきたいですね。
弊社では、低圧メラミン化粧ボード「メラスパン」「メラフィット」の製造から加工を一貫して行っています。
メラスパンは、使いやすい色柄を選定し、単色・木目柄併せて常時20種類以上取り揃え小ロット受注にも対応しています。
メラスパンのサンプルは実際に手に取っていただくことも可能です。
サンプルをお送りしておりますので気になった方はこちらから会員登録後、お申し込みください。
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