メラミン樹脂含浸紙とは?チタン紙についても解説
メラミン樹脂含浸紙って何?
皆さんこんにちは!
今回はお客様からご質問いただくことの多い内容についてお話しします。
弊社は低圧メラミン化粧ボードの製造・販売を手掛けています。
そして弊社の取り扱う高圧メラミン化粧板や低圧メラミン化粧ボードには「メラミン樹脂含浸紙」が使われています。
そこでメラミン樹脂含浸紙がどういったものなのか、またその役割について解説します。
目次
メラミン樹脂含浸紙とは
メラミン樹脂含浸紙とは、高圧メラミン化粧板や低圧メラミン化粧ボードに使われる、メラミン樹脂を含んだ紙のことを指します。
通常の紙(プリント化粧板など)はキズや衝撃に弱く、テーブル天板など摩耗しやすい場所には向きません。
メラミン樹脂を含ませることで、熱を加えると硬化し、優れた耐久性を持つようになります。
以前、メラミン樹脂についてまとめた記事がありますので興味のある方はご覧ください。
➡メラミン樹脂とは?その特性についても解説します!
また、メラミン樹脂含浸紙には普通の紙ではなく、紙に酸化チタンを抄き込んだ特殊な紙「チタン紙」が使われています。
なぜ普通の紙ではなくチタン紙が使われているのでしょうか?
チタン紙が使われる理由
一言で言うと、「紙の隠蔽性を上げるため」です。
単色系や淡い色合いの紙の場合、基材の色が透けてしまう場合があります。
そうなると商品の色合いに影響が出てしまいます。
酸化チタンは不透明性が高く、紙に一緒に抄き込むことで素地の透けを抑える効果があります。
素地である基材そのものの色が表面の色に影響を及ぼさないようにするため、チタン紙を使用しているのです。
いかがでしたか?
他にも気になった点がありましたら是非お気軽にお問い合わせください。
参考文献
出典:日本酸化チタン工業会ウェブサイト
(https://www.sankatitan.org/titanium_dioxide/index.html)
弊社では、低圧メラミン化粧ボード「メラスパン」「メラフィット」の製造から加工を一貫して行っています。
メラスパンは、使いやすい色柄を選定し、単色・木目柄併せて常時20種類以上取り揃え小ロット受注にも対応しています。
メラスパンのサンプルは実際に手に取っていただくことも可能です。
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