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カーボンニュートラルとは?パーティクルボードがゼロカーボンに貢献!

皆さんは「カーボンニュートラル」という言葉を聞いたことはありますか?
2021年から様々なメディアで取り上げられることが多くなったワードですが、実は弊社が製造している低圧メラミン化粧ボード「メラスパン」や「メラフィット」の材料のひとつがカーボンニュートラルと関わりがあるのです。

今回はカーボンニュートラルについての解説と、木質ボード「パーティクルボード」の関わりも見ていこうと思います。

目次

  • ・カーボンニュートラルとは
  • ・カーボンニュートラル実現のために
  • ・カーボンニュートラル貢献に期待できるパーティクルボード
  • ・貯蔵期間を長くすることの意義
  • ・最後に

 

カーボンニュートラルとは


 

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します。
2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。

少し補足をします。
「排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」※ から、植林、森林管理などによる「吸収量」※ を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。

※「排出量」「吸収量」は人為的なものに限ります。

カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減、加えて吸収作用の保全及び強化をする必要があります。

地球規模の課題である気候変動問題の解決に向けて、2015年にパリ協定が採択され、世界共通の長期目標として、

●世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求すること(2℃目標)

●今世紀後半に温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と吸収源による除去量との間の均衡を達成すること

等を合意しました。

この実現に向けて、世界中が取り組みを進めており、120以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げているところです。

 

カーボンニュートラル実現のために


 

カーボンニュートラル実現のために、何をしていけばいいのでしょうか?
さまざまな取り組みがあると思いますが、弊社は木質ボードを素材として扱っている会社ですので、今回は”木材利用の観点”でお話を進めていこうかと思います。

「生きている木が光合成をして二酸化炭素を吸収する」
ことはご存じだと思います。

吸収した二酸化炭素は炭素として取り込まれ、糖類となって生物のエネルギー源になったり、根や幹を成長させる基本的な役割を果たします。

しかし、枯れたり朽ちたりすると土壌で分解され、大気中にCO2は排出されてしまいます。

木が伐採されて木材になり、木製品として利用されている間は、炭素は固定されています。
ここでいう炭素は、光合成をして吸収した二酸化炭素が元になっているので、大気中の二酸化炭素を固定していると同義になります。

つまり、木材の積極的な利用がCO2の排出削減に貢献することになるのです。

 

カーボンニュートラル貢献に期待できるパーティクルボード


 

木材として利用されている間は炭素を固定しているのですが、使い終わった後はどうなるのでしょうか。
廃棄されて、燃やしたりすれば結局変わらないのでは?と思う方が多いと思います。

例えば、建築用の木材として使われた場合、木造住宅一戸あたりに貯蔵される炭素は約4トン※になります。
これを解体、燃やすことで処分すると約14トンの二酸化炭素の放出をすることになります。

※一般的な木造住宅の場合。

ここで、燃やすはずだった木材を回収、チップに粉砕し、パーティクルボードなどの木質ボードに再生利用するとどうでしょう。

本来、CO2として放出されるはずだった炭素の貯蔵期間が長くなりなります。
この期間が長くなればなるほど温室効果ガスの排出を抑えられることができます。

こういった木材の廃材を別の用途に再利用できる状態にすることを「カスケード利用」と呼びます。

パーティクルボードとしてのその役割も終えた後は、燃料エネルギーとして有効利用されます。
新たな化石燃料を使わないエネルギーの有効利用(=サーマルリサイクル)で木材を最後まで活用することができるのです。

 

貯蔵期間を長くすることの意義


 

「あれ?貯蔵期間が長くなっただけで一時しのぎにしかなっていないじゃないか」
と思う方もいると思います。

木材から製品へ、製品からパーティクルボードへ利用し続けることで炭素の貯蔵期間を長くすることで、伐採後に植林した森林が成長するまでの時間にゆとりを持たせることができます。

そうすることで大気中にCO2が排出されても再吸収されるので、長期的な目で見るとCO2削減に貢献していることになるのです。

 

最後に


 

木は成長するのに何十年もかかります。
そのため、短期的に成果が出るものではありません。
効果は実感しづらいかもしれませんが、資源の有効活用は数十年後の未来の環境を大きく左右することになるのではないでしょうか。

弊社でもパーティクルボードの積極的な活用を進めています。
廃材となったパーティクルボードはサーマルリサイクルとして暖房設備等に有効活用しています。


弊社では、低圧メラミン化粧ボード「メラスパン」「メラフィット」の製造から加工を一貫して行っています。

メラスパンは、使いやすい色柄を選定し、単色・木目柄併せて常時20種類以上取り揃え小ロット受注にも対応しています。
メラスパンのサンプルは実際に手に取っていただくことも可能です。
サンプルをお送りしておりますので気になった方はこちらからお申し込みください。

その他、お問い合せはこちらからどうぞ

参考文献
出典:林野庁(https://www.rinya.maff.go.jp/j/sanson/kigyou/csv/190520.html
出典:日本繊維板工業会(https://jfpma.jp/shiryo/

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