F☆☆☆☆(エフフォースター)、4VOCって何?2つの違いについても解説します
皆さんこんにちは!
リモートワークや外出の自粛で、お家にいることも増えてきたのではないでしょうか?
そこで今回は住宅や家具に使われる建材関係の解説をしようと思います。
家具選びや建材関係のカタログを見ていると「F☆☆☆☆」や「4VOC放散量」だったり、見慣れない表記があったりしますよね。
「見たことある!」という人も、この2つの違いについては説明が難しいのではないでしょうか。
あわせて「F☆☆☆☆と4VOCの違い」についても少し触れたいと思います。
目次
- ・F☆☆☆☆(エフフォースター)とは
- ・シックハウス症候群
- ・4VOCとは
- ・F☆☆☆☆(エフフォースター)と4VOCの違い
F☆☆☆☆(エフフォースター)とは
このF☆☆☆☆、読み方に悩みます。
これは「エフフォースター」と読みます。
呼びやすいように「フォースター」と略すかたも多いです。
Fはホルムアルデヒド(Formaldehyde)の発散濃度を示した基準で、☆が増えるほど発散濃度が低くなります。
これらは等級区分に対応する表示方法で、詳しくは以下のように定められています。
ホルムアルデヒドはヒトの粘膜を刺激し、シックハウス症候群の原因となる代表的な化学物質です。
次に「シックハウス症候群」について、少しお話ししようと思います。
シックハウス症候群
「シックハウス症候群」とは、建材から発生する化学物質などによる室内空気汚染と、それによる健康影響のことを指します。
その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によってさまざまです。
その原因の一部は、建材や家具、日用品などから発散するホルムアルデヒドやVOC(トルエン、キシレンその他)などの揮発性の有機化合物と考えられています。
シックハウス症候群の原因となる化学物質の室内濃度を下げるため、平成15年7月1日に改正建築基準法が施行されました。
建築物に使用する建材や換気設備を規制する法律です。
対象は住宅、学校、オフィス、病院等、全ての建築物の居室となります。
シックハウス症候群の対策として、ホルムアルデヒド対策の等級が見直されました。
それが現在使われている「F☆☆☆☆」といった等級の表記ということになります。
ホルムアルデヒドの発散量の多い建材は居室の内装に使うことができなくなりましたが、人体に悪影響を及ぼす揮発性の有機化合物はホルムアルデヒドだけではありません。
そこで各業界は他の揮発性有機化合物に対しても独自の基準を設けることにしました。
その一つが4VOCです。
4VOCとは
まずはVOCについて。
VOC(VOC=volatile organic compounds)とは揮発性有機化合物のことを指します。
揮発性有機化合物とは、100種類以上あるものの総称で、ほとんどが神経に異常をきたす物質です。
特に、揮発性有機化合物建材から放散されるトルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンのことを4VOCと呼んでいます。
F☆☆☆☆(エフフォースター)と4VOCの違い
ホルムアルデヒド発散建築材料は建築基準法にて居室での使用面積が決められており、等級表示も義務付けされています。それに対し「4VOC基準適合」は業界の自主基準であり、環境や健康への関心の高まりから、商品選択時に4VOCの発散性能が優れている商品を選択しやすくするための、自主表示制度です。
ですが長い付き合いになる住宅建材や内装には、なるべく4VOCにも言及されたものを選ぶと良いと思います。
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参考文献
出典:厚生労働省
(https://www.mhlw.go.jp/)
出典:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会
(https://www.kensankyo.org/kankyo/4voc/4voc_top.htm)
出典:日本繊維板工業会
(https://jfpma.jp/seihin/pb/pb-index.html)